ハラの子・ゴマ

ゴマと呼ばれているまだ見ぬわが子さん。
最近成長はげしいです。
今朝は、ハラがななめに盛り上がっておりました・・・。
なんで君はそんな体勢がとれるのか。
と聞きたい。


何度も思うけど、
ハラのなかで生命を育てるなんて
そんな動物っぽいことが自分にできるとは思っていなかった。
テストのために勉強すること、
仕事で何回も徹夜すること、
とりあえず朝まで飲み明かすこと、
そうやって生きてて、
実は繁殖できるんだよーんなんてことは
頭のなかにぜんぜんなかった。


正直、毎日幸せ、っていうよりは
毎日ふしぎ〜っていうほうがしっくりくる。
横から見て、胸よりハラが出てきたりする昨今では
特にへんなかんじだ。
人類って、こんな体型にもなれるのね、っていうか
「これが毛なし猿の妊娠状態です」「ほほうこれが」みたいな。
だいたい、身体の中に違う生命体が動いているなーんて、
自分の子供じゃなかったら明らかにホラー映画だ。
しかし実際はぜんぜん平気だし、
動いていると、あんたは元気だね〜なんて思ったりしてる。
なんで平気なんだろう。
動物のほうの自分は
このなりゆきを当然だと思っているのだろうけど
いわゆる社会の人間としての自分は、
セクシーとかフェミニンとか強いとか弱いとか
賢いとかアホだとか、金持ちだとか貧乏だとか
そういう次元を超えちゃってる自分のからだに、
恐れのような敬意のような、
すげーな、という気持ちで
立ち止まってみてるしかないような、そんなここ数ヶ月。


とはいいつつ、中の人が成長されるにつれ、
もともとあった臓物が上のほうに追いやられて
胃が気持ち悪いのだけは勘弁してほしい。
しかし体内でそんな融通がきくっていうのもまたすごいけど・・・。