つくりかた

わたくしは、いちおうデザイナーと呼ばれる会社員。
正直に言うと、ここ何年か、仕事で自分を感動させられません。仕事EDです。
自分を感動させないものが、どうして人を感動させられましょうか・・・というわけで、
慢性的なスランプに陥り、最近では全力で1mm先を目指す毎日であります。

こういうとき、やはり人はワラをもすがるわけでして、
すばらしい先輩たちの遺した数々の文献を読んではうなり、すごーいなどと感嘆しながらも、
どうしても自分の問題とリンクできず、いらぬ知識のみが増えてしまっております。


そんなこんなで、先日、とうとう買ってしまいました。
ジェームス・W・ヤングの「アイデアのつくり方」。

アイデアのつくり方

アイデアのつくり方

つくり方まで頼っちゃうか・・・と自嘲気味に購入したけど、なんか、とってもよかった。
なんせ短い。これ以上ないほど簡潔。
どーやってアイデアを世に出すのか、広告制作の経験で得たリアルな言葉で
生育方法と過程「のみ」が書いてあります。
出版されたのは40年前だそうですが、今でもまったく違和感なし。
デザイン関連だけじゃなくて、ものをつくる気持ちがある人なら
だれでも読んで損はない、こういうのを「クリエイターのバイブル」って言うのでは。


いやー、読んだら、ちょっと元気が出てきました。